NLPを実践して活躍する卒業生たち

水谷 通孝

水谷 通孝

職業 トップランナー代表

■カナダ留学中に目にした本で興味を持ったNLP

私は、高校卒業と同時に働き始め、21歳の時にワーキングホリデービザをとり、
カナダで初めての1年間の海外生活をしました。
そして20代の終わりに結婚したばかりの妻とともに再びカナダへ留学しました。
新しい人生へのひとつのステップとして、語学留学を選んだのです。


カナダ留学中、店頭に並んでいる自己啓発に関する本や、
ビジネスに関する本に実に頻繁にNLPのことが書かれているのを目にしました。
カナダでの生活では英語を学ぶことを中心に過ごしていたので、
そのような本にもトライすることができました。
そして、「NLPという手法はどうやら奥が深そうな、
なにか重要なことがありそうだぞ」という勘は働いたのですが、
心理学をきちんと学んだことがない私には、自力で、
また英語で深く読み取ることは難しくてできない、
ということも冷静に認めざるを得ませんでした。


学生ながら、小さなビジネスを留学中起業し運営していきながら2年を過ごし、
帰国してすぐ、気になっていたNLPを日本語できちんと学べるところがないだろうか・・・
ということで探しました。


ちょうどその年、日本コミュニケーショントレーナー協会の講座が、
地元の名古屋で開催されることをインターネットで知りました。
「これだ!」ということですぐに申し込みましたが、
その年には私が帰国後勤めてはじめていた会社の倒産などが重なり、
一期の講座に参加することは不可能になりました。


しかし、同じ年に独立、開業することを決め、
資金繰りや時間繰りなど大変ではあったのですがニュースレターで知った
二期目の開講と同時に日本コミュニケーショントレーナー協会の
プラクティショナーコースを申し込み、
つづけてマスタープラクティショナーコースを受講しました。


■きちんと学ぶことが結局は早道

金銭的にも、時間的にもまったく余裕がなかった時に、
なぜ講座をうけようと決心したか…
それは、自分にとって必要なスキルであるコミュニケーションスキルを
アップするためには「体系づけて勉強すること」が最も早道だ、
と考えたからです。


英会話教室の一講師から独立して自分の英会話教室を経営することを
選びまっさきに必要だ、と感じたことは「コミュニケーション」の力をもっとあげたい、
ということでした。


生徒さん達とのコミュニケーション、家族や親しい人とのコミュニケーション、
そして自分とのコミュニケーション…日々過ごしていく中で、
経験を積み重ねていく、という方法もあるでしょうが、
日本コミュニケーショントレーナー協会の講座のように理論づけられ、
系統だって講座のカリキュラムが組まれている中で自分を研鑽する方が、
やみくもにいきあたりばったりでスキルを模索するよりも、
自分にとってはよい、と判断したのでした。
最初はつらいかもしれないけど後がきっと楽になる…とも思ったのでした。
そして、それは正しい判断でした。


■具体的なワークは理解しやすい・使いやすい

英会話学校を運営していく上で、一番スキルを上げたかったことは、
やはり生徒さん達とのコミュニケーション技術です。
生徒さんの考えていること、生徒さんの悩みなど、
生徒さんの英会話のスキルアップのためには生徒さんのことを
知らなければ進まないことがあり、
それを知ることは大変重要だと考えています。


私の運営している教室は「あなたも洋書が読める人になる英会話」が
メインコンセプトです。
「日本の大人が英語を楽しんで生活に使える」という
イメージをミッションとしています。
たとえば、洋画を英語で観るとか、おばあちゃんが
お孫さんに英語の歌を歌ってあげ、
その意味を教えてあげる・・・
というライフスタイルのお手伝いをしたいと思っています。


生徒さんの年齢幅は広いですが、20代から30代が多く、
目的意識もはっきりされておられる方が多いです。
ですので、きちんと生徒さんとコミュニケートして、
しっかりと生徒さんの希望を聞いていきたい、
という強い思いを私はもっています。
そんな私が、「お!これは使える!」と感じる
セッションが講座の中にはたくさんありました。


たとえば、受講生がみんなの前で「今困っていること」を話す、
というワークがありました。
その受講生は「隣人の犬が吠えてうるさいがそれを注意できない。
とても困っている…」という悩みを発表しました。


その時、椎名トレーナーが「困っているあなたは、体のどこで困っていますか?」と
発表者に聞きました。
すると発表者は、「胸がジーっと熱くて痛いです」と答えました。
椎名トレーナーはつづけて、
「それと同じようになることはいままでありましたか?」と聞きます。
「昔、同じように痛くなることがありました」と発表者は答え、
その後椎名トレーナーの質問に答えていく形で、
その胸の痛みが小さい頃に母親に兄弟が割ったお茶碗のことで
自分が不本意に怒られた時の痛みであること、
自分は自分が無実であることを説明できなかったこと、
母親に誤解されたままであったことがとても辛く感じていること…などを語りました。


「私は隣人に犬のことで文句をいって、誤解されるのが恐怖で、
そちらがもっと私を困らせているのですね」…
という自分でも驚くように気づきを語る発表者を見ていて、
なるほど、このように状況を理解していく方法もあるのだな…と思いました。


また、息子とのコミュニケーションにも参考になったワークもあります。
そのワークでは小学生の例が出ていました。
いつも90点以上をとれる息子が悪い点数のテストを見せたとき、
あなたがお母さんなら、「なんと声をかけますか?」というワークです。
「次頑張ろう」「ここはできてるね」
「平均点より高いから大丈夫だ」「この前よりよくなった」
「もっと勉強しよう」…
手を変え言葉を変えこどもを発奮させると思います。
ところが、椎名トレーナーがこどもにかける言葉は
「見せにくかったのに正直に悪い点数を見せてくれてありがとう」でした。


相手の行動にダイレクトにコミュニケートする、というスキルでした。
この例では悪い点数のテストを「見せる」という行動です。
これは、帰宅してすぐにそのまま使いました。
まだ息子は幼いので、テストを持ってくるということはないのですが…。

今までも仲の良い父子だったのですが、
さらに息子がそばに寄ってきて話をしてくれるようになった
時間が多くなった気がします。


■講座の時間は宝物

私にとって、経営の合間を使って受ける講座の時間は宝物です。
そして、同じように激務の中をぬって参加される方々との交流は至高のプレゼントです。
経営者の方も多く参加されておられるので、
実に多くのことを参加者の方々から学び、
経営のヒントにさせていただいたことも多数あります。


同じ時間を経験したもの、同じことを共に学んだものどうしということで
私もオープンになれるし、
それは相手もそう感じてくださっているのでは…と思っています。

この参加者との交流は講座を受けるときにはとくに考えていなかったことですが、
予期せぬ副産物として、ご縁をありがたく思っています。


体力勝負の仕事を不本意ながら選ばされた10代から
体を壊す寸前までいったIT業界の会社員を辞め、
妻とともに渡航した2回目の留学の時に感じた「学ぶって幸せだ!」という気持ちを
この日本コミュニケーショントレーナー協会の講座をうけているときに、
心から感じます。


帰国して半年もたたないうちに勤めた会社が倒産して
「他人任せの人生ではなく、自分で切り拓いていこう」と決心、
経営の道をすすみましたが、その進み方を日本コミュニケーショントレーナー協会の
講座をうけて「自分をより深く知る」ことにより
様々に微調整できていると日々感じています。


これからも日々楽しんで学びつつ、進んでいきたい、
と思っております。


Profile プロフィール
水谷 通孝
水谷 通孝

2007年10月英会話学校「トップランナー」創立者。 いままで野球・バスケットボールなどチームスポーツばかりやっていたが、最近はブラジリアン柔術に凝っている。 息子の“今のお気に入り“は「これなーに?」。息子の通園の見送りに自宅からバス停まで一緒に歩いているが、5分の距離で50回以上は「これなーに?」と聞かれるので、50回「これは○○だよ」と答えている毎日です。

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