NLPを実践して活躍する卒業生たち

更新日2011.09
鈴村 浩子

鈴村 浩子

職業 小学校相談員

■子育てから手が離れ
いざ自分の時間というときに困惑

◆鈴村さんはどんなお仕事をされているのでしょうか?

3年ほど、小学校で相談員をしています。
国が定めるスクールカウンセラーとは違い、
相談員は地域的な試みで、市の教育委員会から委託されるものです。
スクールカウンセラーの場合は月に1回ていど小学校に赴きますが、
相談員は週に2?3回ほど小学校に行っています。

相談員というのは、小学校のなかに部屋が用意されていまして、
ふだんはそこにいます。
そして、子供たちと給食を食べたり、授業を時々見に行ったりも。
学校によって違うかもしれませんけどね。
基本的に、相談員の仕事の内容は、「おばあちゃん」なんです(笑)。
おばあちゃんのようにそこにいるだけ、そして安心安全の空間を作ります。

相談員は、児童のお母さん方にはカウンセリングをすることもありますが、
部屋には、若い先生方もよく訪れます。
先生方は、心理やコミュニケーションのさまざまなテクニックも知りたいそうなので、
知っていることを教えています。
他に、児童のことなど、教師としての悩みを聞いたりもします。


◆鈴村さんがNLPを学ばれたのはいつですか?

3年ほど前、名古屋校で学びました。
そして、昨年1年間はアシスタントをつとめました。


◆NLPを学ぼうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

子育てが一段落して、さあこれから自分の時間、
というとき「自分は何をやりたいんだろう」と思ったんです。
そして、自分の未来が見えないことに気づきました。

もしかしたら、子供が巣立った母親に関してよく言われる
「空の巣症候群」や、更年期特有の精神的な揺れがあったのかもしれません。
それで、自分自身について知りたい、と強く思ったんです。

すでにNPOでカウンセリングを学んでいたのですが、
NLPもいいかもしれないと思い、
インターネットで直感的にトレーナー協会を選びました。


■NLPと子供たちを通じて「信じる力」を発見

◆当協会で学ぶなかで、印象に残っていることはありますか?

印象に残ったのは、NLPコーチングですね。
自身の未来はなかなかイメージする事が出来ず、
苦手なワークでしたが、自分がコーチの役をやるとき、
相手のお話を聞けることが、非常に自分のプラスになりました。
コーチングのワークで、クライアント役の方がアウトカムを話されますよね。
そのとき、その方のビジョンが私のなかではっきり映るんです。
しかも、何の根拠もないけれど、「大丈夫、この人は絶対なりたい自分になれる」って思うんです。
不思議なのですが、それがとても幸せでした。

相手の方が、ご自身の問題点を話されても、
「大丈夫」と無条件に思える自分がいる。
この人は必ず問題をクリアして、さらに大きくなれる、輝いた姿まで見える。
それを見せてくれてありがとう、と思いました。
コーチングのワークを通して、相手を無条件に信じる自分を発見したんです。


◆素晴らしいですね。

「無条件に信じる自分」を確信したのは、
NLPを学びながら小学校の相談員になったときですね。
ニューロロジカルレベルだったと思いますが、BeingとDoingがありますよね。
私はこの言葉に強く反応したんです。

小学校で、私はそこにいるだけです。
子供たちが側に来て、いろんなお話をしてくれたり、折り紙をしたり。

1年生の女の子は、ひょこっと来て、何を言うのかなあと思ったら、
「私ね、クワガタなの」「そうなんだ」。まだ、『不思議の国のアリス』の世界です。
この要素は成長するときにとても大事じゃないですか。それをこの子はちゃんと持っている。

かたや6年生の男の子は、私の側に来て、私の頭をなでながら、「先生、暇だろ。
暇だといかんから、来てやった」そんなことを言いながら、非言語では寂しいと伝えてくる。
「ありがとう。先生はお年寄りだから、君のほうから来てね」素敵な笑顔で彼からは「よし」と言葉がかえってくる。
そんなことがあると思えば、段ボール箱の中に入って、ほーっと安心したような表情をしている子供もいる。
かわいいなあって心から思います。

その子たちも、教室では表情が全然違うんです。
だから、“おばあちゃん”の腕の中で安心してくれてるんだと思います。


◆子供たちのなかにある力を信じられる、と。

先生方もいろんなことを言われることがありますが、一生懸命なんです。
若い先生が、「これが問題だ、あれを変えたい」と、ある児童の相談に来られます。
それを私がリフレーミングします。
テクニック的なことを伝えたりもしますが、
最終的に、私がその先生に言うのは、
「そんなに子供のことを思ってるあなたなら大丈夫ですよ」。 リフレーミングしながら、ふとその先生を見ると、
涙をぽろぽろとこぼしていました。
それだけ子供のことを思っているんですよね。
リフレーミングで表現を変えただけで涙を流せる先生は素敵ですよね。
ここでは、すごくきれいなものをたくさん見せてもらっています。


■相手を信じられることは謙虚になること
そして素直になること

◆実は深い部分で学校全体を支えているんですね。

世の中には、何かを教える人、ものを作る人がいて、
その人たちの仕事は形となり、他の誰かが目にしますよね。
それに対して、私がやっているのは、ただ見守り信じること。
誰にも気づかれない。けれども、非常に大きな喜びがある。
子供達が安心できる場所がひとつでもあれば、
彼らは壁にぶつかってもまた立ち上がれる。

私の仕事は評価されにくいものです。
「お前はちゃんと成長しているのか」と聞かれると
「私、何やってるんだろう」と思うこともありました。
だから、自分探しをしていたときの私には、形にならないこの仕事が葛藤でもあったのです。

でも、形にあらわれなくても、
自分のなかでは幸せ度が非常に大きい。
みんなが見えないところで、縁の下の力持ちを楽しんでいる。

今ようやくそう思えるようになったのは、
NLPのおかげだと思います。
ありのままの自分を受けいれることができるんです。


◆最後に、鈴村さんの夢は何ですか?

相手が子供であっても誰であっても、純粋に素晴らしい存在だと思っているんです。
体が疲れたりイラっとしたりしたときは、
意識しないと穏やかな状態は戻ってきませんが、まぁそれもよし。

そして信じるということは、頭を下げられることだと思っているんです。
「あなたは素晴らしいです」と、常に相手の幸せを信じ、自分に素直でいる。
それが24時間できる。
そうなれば、周りの環境とかは関係なく、どこにいても、
誰といても、何をやっていてもOKだと思うんです。
24時間、365日、生きているあいだずっと自然体で信じ素直な自分でいること。
これが私のアウトカムです。



Profile プロフィール
鈴村 浩子
鈴村 浩子

小学校相談員
愛知県の小学校の相談員。
家族を支える生活から、娘さんの自立を期に、NLPを学び始める。
現在はアロマテラピーを勉強中。
言語、非言語の両面から社会を支える存在になるべくお散歩中。

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