NLPを実践して活躍する卒業生たち

北村 真澄

北村 真澄

職業 マナー講師・キャリアコンサルタント

■全然印象に残らなかった

この文面から、私は目が離せませんでした。
数ある用紙の中の、たった一枚の回答用紙に。
私は、ビジネスマナー講師をしています。
大学や専門学校等で講座を行ったり、企業でセミナーを開催したりということが主な仕事です。


問題の文面は、私が行ったセミナー終了後のアンケートに書かれたものです。
しかもそのセミナーは、アンケートの集計次第で契約を左右するという重要なものでした。
しかし、そのセミナーを終えて目にしたのが、この回答だったわけです。


もし、このまま契約が取れなかったら私の責任になります。
どうしてその受講生があのような表現をしたのか、
自分の講師業の壁にぶつかったような、
また今まで感じていたすっきりしない靄のようなものを晴らしたい欲求にかられていました。


そしてちょうどそんな時、アメリカ在住の友人から連絡が入りました。
NLPのワークショップ参加の為に、一時帰国するということです。
私は、わざわざ帰国するほどのワークショップって一体どんなものなのだろうと思ったのです。
恥ずかしながら、その時点までNLPという存在を知りませんでした。


■衝撃的な一言

そして、実際に受講した後の友人にも会って話を聞き、
自分なりにインターネットで色々調べたりもしました。


その上で、今の私には必要不可欠な知識であると思えたのです。
検索した際に、数ある中から協会を選んだのは、
椎名トレーナーの笑顔と解説の内容を信頼してのことです。
とは言え、受講料は決して安いものではありません。
そこでまずは、入門コースとビジネスコミュニケーションのコースを受講することにしました。
そのセミナーで、トレーナーからこんな言葉を聞いたのです。


「思い込みはいけない。」


私には衝撃的でした。
すぐさま、ずっと頭に残っていたあのアンケートを書いた彼女のことが頭に浮かんだのです。


彼女はその時、風邪を引いて大きなマスクをしていました。
そう、私は「アンケートのマスクの彼女、風邪を引いてきついだろう」と
勝手に思い込み、気を遣っているつもりでいたのです。
しかしその時、私はマスクをしている本当の
彼女の気持ちに寄り添っていませんでした。気づいてみると、
こうした過ちを過去においても沢山してきたように思います。


■NLPで気づかされたこと

私はもともと客室乗務員をしていましたが、
結婚退職後2人の子どもに恵まれ、専業主婦として親業を全うしていました。
しかし、上の子が小学校入学と同時に少しずつ社会復帰をしようと、
PTAの仕事なども力を注ぎながらも、専門学校で講師をしていたのです。
その学校では、同じクラスを何人かの講師で担当していたので、
当然受講生の講師への人気度は顕著に表れてきます。
中には私を慕ってくれる受講生もいましたが、
私より年上の人間的に魅力のある講師によく相談が寄せられていました。


それを私は「自分は子育てで忙しいから、仕方ない」と勝手に言い訳をして、
見て見ぬ振りをしていたように思います。
しかし受講生が別の講師をより慕っていたのは、
私が自分のマップで判断し受講生の気持ちに寄り添っていなかったからで
あったのかもしれないと気づいたのです。


ラポールを築くことの大切さ。
受講生をしっかりキャリブレートする目と心を持つこと。
そして時には、適切な質問をして彼らの気持ちに寄り添い、
目の動き・リフレーミング、共感・ペーシング・ミラーリングなどで
彼らをより深く理解していくことの大切さに気づきました。
まだまだ自分には足りなかったようです。


ですから私は、迷わずプラクティショナーコースを受講することにしました。
そこでまたトレーナーから言われたのです。


「大いに失敗をしてください。」


しかしワークを行っていても、
ずっとどこか第三者の自分がコントロールしているなという気がしていました。
人に抱かれるイメージと中身とのギャップの中で、
失敗をしてそれを知られることへの恐怖感を抱いていたのかもしれません。
そして、失敗を恐れるあまり勝手に自分の中の気持ちを操作していたのかもしれません。


そうなると、V,A,Kで感じるのさえ操作されているようで、
最初の内はワークをしても中途半端で落とし込めない自分がいました。
自分が勝手に描いたフレームの中でもがいていたのかもしれません。


ところが、その後実はワークの中で大きな失敗をしたのです。
すると、それを温かく受け止めてくれる仲間、トレーナーの方々がいて、
何も恐れることはない、フィードバックがあるのみだ、
という深い気づきに繋がり気持ちが楽になりました。
「失敗することの快感を覚えた」まるで、そんな気持ちでした。


■自分を制限していたもの

また他にも、1つ面白い気づきがありました。
それは過去のトラウマを自分なりに消化して、
自分のビリーフにまでしていたという気づきでした。
きっと長く生きた人生の中で、
自分なりの処世術がNLPの要素を含んでいたのかもしれません。


それは、中学時代の恩師の一言にあります。
「おまえは1人でやるからダメだ」という言葉。
当時は、非常に落ち込みました。
何かをしようとするとこの言葉がシャワーのように私に語りかけるのです。
しかしその結果、できるだけ多くの人に声をかけたり
巻き込んだりしながら人間関係の繋がりを広げてきたということもあります。


私は、この恩師の一言を人生訓と解釈していましたが、
過去のトラウマになっていたことも事実だったのです。
しかし、自分なりに恩師の台詞の肯定的意図を見出し、
プラスの言葉と位置付けていたのかもしれません。


そう、1つ1つの行為にはそれぞれ意味があるのですね。
そして、それを肯定的に咀嚼できるとしたら本当に幸せです。
これは、NLPを学ぶ中で私にとって重要な意味を持つことになりました。


その後マスターコースを受講する頃には、あるがままの自分がいて、
ワークをするごとに深く感じ、
タイムラインでは過去のラインを修正して
全てをエネルギーに変えていくことができるようになりました。


また、プラクショナーコースでのワークが自然に繋がっていくのを感じました。
リインプリントのワークをする頃には、
過去の出来事全てをリソースとして捉えることができるようになったのです。


■NLPの成果

こうして、自分というものをしっかりと捉えること(I‘m ok.)ができるようになると、
人との距離感のバランスも上手く図れます。
それだけ真摯に人に接することができるようになると無意識の内に、
ラポールが構築されているのに気づくことが多くなりました。


実際、4月の新入社員教育においても先ずはラポールが自然に形成されていることを感じ、
研修にも多くの手答えを感じました。


そしてプラクティショナーコース終了頃に
「NLPの成果はどのようにして分かりますか。」と
トレーナーに質問をしたのを思い出しました。
トレーナーは「自分の変化は、周りの人(自分に集まる)の変化で測る」
というようなお話をして下さったのを記憶しています。
そして今、それを私は体感しています。


先日、ボランティアで老人ホームへシャンソンを歌いに行ってきました。
マスターのプレゼン効果を無意識の内に使って
ご老人を味方につけて歌っている自分がそこにいました 。
緊張する事もなく、聞いている方達に目線を合わせ、
語りあうように安心して歌う事ができたのです。
歌とMCを通して心が通い合った瞬間でした。
お蔭様で次回のオファーをすでにいただけています。


また、今はもう独立している息子との間にも、変化がありました。


実は彼の仕事上の取引相手が亡くなっていたのです。
ちょうど亡くなる前夜に、仕事上のやり取りの電話をしていたのが息子でした。
息子は、自分のせいで相手が亡くなってしまったのではないかと、
自分をずっと責めて落ち込んでいたようです。
しかし、私には心配をかけまいと、一切何も話しませんでした。


ところがある日、たまたま彼に電話をした時に、息子がその話をし始めました。
私は、最後まで一言一句一生懸命聞きました。


以前の私だったら、途中で口を挟んでいたかもしれません。
そして、「決して、あなたの責任じゃないよ」という言葉を伝えたのです。


すると息子は、「その言葉を聞きたかったんだ。」と言って、
心から本当に救われたようでした。
息子の気持ちに寄り添って、しっかりと話を聞いた為に、
そういう言葉が出てきたのだと思っています。


同様に、講師業も先ずは信頼関係からと強く感じています。
常に受講生の気持ちに寄り添って、受講生のマップに沿った言葉がけができるように、
これからも感性を磨いていきたいです。


そして今は、多くのリソースフルな出会いに感謝し、
こんなに仕事を楽しくできるのはNLPのお陰であると改めて感じています。


Profile プロフィール
北村 真澄
北村 真澄

3月20日生まれ
客室乗務員退職後、しばらく専業主婦をし、PTA活動にも積極的に参加。その後、専門学校の講師、短大、大学のビジネスマナー講師を経て、人材教育の会社で大手企業、自治体、官公庁などの研修講師を担当。現在、講演依頼にも応じている。
「人が喜んでくれる環境作りをする」というコンセプトを大切にしている。

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